あぁ〜久々にバイク乗りてぇなぁ〜。 と思った2005年の秋。
北斗の拳が私に微笑みました。 「これで買いなさい〜!!!」と。
レインボーから38連チャン+αでマンマイヽ(llllll´▽`llllll)ノ GET♪ 
それで某Yオークションで目をつけていた↓を買っちゃいました♪

Z1100 SPECTRE 1982年型  
(KZ1100 D1 北米仕様) 
「SPECTRE」は幽霊という意味ですが、
普通そんな変なマスコットネームつけますかね〜!?
カワサキは何を考えているのか?



2005年10月 入手時: 
どことなく微妙な和製アメリカンバイク・・・・・Z1100 SPECTRE
今となっては懐かしい〜空冷並列4気筒搭載です。 
う〜ん、過去に同じバイクを見た記憶がありません。
しかし、なんか全てが中途半場でカッチョワル〜!!(爆)




2006年2月 いちお〜完成:
2006年2月11日にBG誌が「不人気絶版車王決定戦」を開催するとの
情報があり、間に合わせる為に急ピッチで作業を進めギリギリ2月9日に
走れる状態まで仕上げました。 残り2日で各部の整備とセッティングを敢行。
とても立派なアメリカンチョッパーに成長しました!!ハイバックシートに
跨れば気分はまさにデニス・ホッパー(違w  LOVE & PEACE!!

【改造点】

専用品なんてあるわけないので(笑)全部自作、流用、加工です。 
完成まで一度もバイク屋に入庫したことはありません。 
意地になってシャフトドライブのままイジルことにしました(笑) 

外装
USカワサキ純正オプション ハイバックシート
シーシーバーとイーグルの真鍮製マスコット、 社外アップハンドル、
スズキGSX400用純正カウル (なぜか純正カラーのまま色もラインもぴったり!?)
たぶんZRX用?社外アンダーカウル加工取り付け(幅長さ合わせの為に4分割後繋ぎ合わせ)、
2005年型Z1000(水冷)用純正ステップ改バックステップ加工流用(マウント製作、カラー製作)
他車用タンデムステップ溶接加工取り付け・・・・他 

足回り:
Z1100R前期用18インチフロントホイール(2.15-18) (純正は1.85-19インチ)
320Φフローティングローター、前後ロッキード2ポッド(リアフローティング)、
自作キャリパーサポート&カラー、NISSINブレーキマスター、
アールズブレーキホース、TELEFLEX当時モノのFスタビ、
OHLINSフルアジャスタブル (レアなブラックアルマイトロッド)、
NHKステアリングダンパー加工装着、

エンジン:
京浜FCR37Φ、Bito R&D特注ロングファンネル、
アールズミッションクーラー改オイルクーラー(でか・・・笑)、
DYNAコイル、TYLORプラグコード、
他車用ナイトロレーシング・ステンレスマフラー カチアゲ加工・・・・等




左出しのショート管も自作してみました♪ 音はいいけどやっぱパワーは出ないですね〜。 



専用ステッカーも自作です(核爆) 



【2009年1月更新】 

その後、白バイのおまわりさんにファンキーでイカシテルぅ!!と大人気なハイバックシートに飽きたのでカフェっぽいシングルシートに仕様変更することにしました。仕様変更するって簡単に言っても流用できるようなものはないので作ります(笑) 70年代のカフェっぽくする予定なので造形の参考にするのはZUの純正シートカウルです。ま、無難に一番にあうだろうしね。しかし、あのZUカウルつーのは、もうあの純正の形で究極に完成しているのであれをベースにいじるってのは結構プレッシャーになります。バイク乗りの人は一度は思ったことがあると思いますが、ゼファー用のZU風テールカウルとか他車用のアレンジしたものにカッコイイのがないんです。あきらかに縮尺間違っちゃってるものばっかり・・・KITACOのモンキーZUカウルと同じですわ。゚(゚ノ∀`゚)゚。アーッハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \ 。 しかし、そこはなんとか経験とセンスでカバー!! ということで作ってみました。
まず、土台とするYオークションで落札したひび割れバリバリの社外FRP製ZUカウル(ジャンク品3000円也)を車体に乗せてみます。(注:FRP製であるということと純正同形であることが重要です。意外にABS樹脂製とか形がアレンジされてしまっているものが多く見つけるのに苦労しました) この時点では幅も高さもまるで合わないのでイメージも湧きません・・・・・(。-`ω-)ンー?。 とりあえず幅だけ合わせるために縦割りにして幅を拡大します。 画像の緑のテープの間を拡大しています。ZUとSpectreだとシートレール間でこんなに幅が違うんですよ〜!カウル内にレインコートが入るくらいのスペースがほしかったので(元々Spectreはテールカウルがないので収納スペースが全く無い)テールカウル前部の開口部もFRPで埋めてしまいます。そして同時にシート底板も製作。シート部の長さも10センチ近くSpectreの方が長いです。大柄なバイクなんですねぇ。つーか、ZUって小さいのねん。 

完成予定の製品は純正のZUカウルに比べて相当大きくなりそうなので縮尺を考えてサイドカバーもワンオフ製作します。純正のカバーをモチーフにすれば簡単なんですが、全てがフルコピーじゃツマンナイのでサイドカバーはオリジナルデザインのあえてエッジの立った角っぽいでデザインとしてFCRのファンネルにうまく続くような造形としました。 これで出先で雨に降られてもキャブから水吸わなくていいかもね。100均で買ったパスタ用の細長いタッパーを土台にして油粘土、コテで作ります。育ちの悪い私はついこういうところについダクトを切りたくなるんですね〜(笑) 左右のシンメトリーに注意しながら粘土で作ってティッシュのように薄いサーフェースマットを張り、樹脂を塗り抜いたものの裏から築層します。そして抜いたものが右画像です。

作ったサイドカバーとカウル本体を接合し、シート用のシートベースを作ります。純正シートのキャッチを利用してシートが横開きするように作る(シート下の工具やヒューズへのアクセスの為)のですが、サイドカバーまで一体という形状からヒンジが外に見えるとかっちょ悪い・・・・乂 ̄д ̄)ダメッ!! 。なのでホームセンターで重量ドア用のヒンジを2枚買ってそれをZ型に溶接して面から面が立ち上がるダブルアクションヒンジを作りました(左画像下)。費用760円♪
カウル下部がリアショックのアッパーマウントに当たるのでそこを削ってサバンナワークスをモチーフにした(笑)逃げを作りました(右画像)。おもろいでしょ?w シートベース前端はタンクの留めネジを避ける為とタンクからシートへ続くラインが自然になるように盛り上げています。そして拡大した横幅にあわせて全長を25ミリほど延長、同時にFRPの築層時に若干カウル上部の反りをキツクしています。表皮張りは外注に出しますが、シート屋さんがスポンジを張りやすいようにシートベースに10ミリのウレタンを張ってスムージングしておきました。 そして画像加工で作ったシート形状の画像を見ながら実物大のデザインスケッチをします。難しいけどこれは楽しい作業です。 

シートが出来上がって来る間にテールレンズの位置決めと塗装をやります。テールレンズはカウルマウントでもいいですけどね。あえて純正風にこだわってボディ側にマウントすることにしました。ボディ側といっても元Spectreは々Rフェンダーの無骨な土台にマウントされており、カウル装着後にRフェンダーを撤去することを考えるとまったく別の方法でマウントしなければなりません。8ミリ厚のアルミ板をテールカウル底開口部の大きさに切り、そこに自作した「テールレンズ位置出し装置(笑)」を取り付けます。何と言ってもZU風カウルとテールレンズの位置は仕上がりに大きく影響する非常に重要なファクターなので(そうなのか?w)もう絶対ここしかない!!という位置にレンズを配置する必要があります。この装置(?)は前後、左右、高さ、角度をそれぞれ調節できるのでカウルを載せた状態で位置決めをし、その位置でステーを溶接で作りました(左画像)。
塗装の方はカワサキ純正のカラーコードからSpectreのワインレッドメタを探して塗装、その後マスキングで黒に塗装。サイドカバーの文字は純正エンブレムをスキャナーで読んで拡大したものを反転印刷してゴールドメタのカッティングシートから切り出しました。

そして完成♪ シートはセパハン化を考えて伏せた位置でケツ位置が決まる感じでつくりました。タックロールでステッチの糸は赤にしました。(オシャレ〜♪)
テールレンズの位置と角度、カウルへのもぐり具合はこんなもんでいいかなって感じ?w





 あ、記念撮影にリアフェンダーはずすの忘れた(´;ω;`)ジワッ





・・・・・・・かっこよくなったのでしょうか?(。-`ω-)ンー?